Wednesday, March 9, 2016

アメリカで、PMO(プロジェクト・マネージメント・オフィス)を作りました。


PMO(プロジェクト・マネージメント・オフィス)を作りました。

私の会社は某日本企業の子会社で、アメリカでITのビジネスをしている。2010年にアメリカ人のスタッフを採用した。彼女は、組織をちゃんとするためには、PMOが必要だと言うのだが、私の日本企業での経験では、PMOは、何らかのプロジェクトの事務局でしかなく、何故、そんなものが必要なのか、まったく理解できなかった。

時がたつにつれ、組織も大きくなり、50人程度になった。プロジェクト・マネージャーも4人となった。アメリカのプロジェクト・マネージャーは、日本企業のプロジェクト・マネージャーとはずいぶん違う。

日本のプロジェクトマネージャーは、プロジェクトのすべてを理解して、すべての部位を健全化するために頑張る。プロジェクトの一員が、残業していたら、見守るために、プロジェクト・マネージャーも付き合い残業をする。ソフトウェア開発の設計で、開発者が困っていたら、深く内容を理解し、過去の自分のソフトウェア開発経験をもとに、専門家としての助言をする。会計簿記の勉強をし、お金のマネージも、プロジェクト・マネージャーが行う。つまり、なんでも間でも首を突っ込む。

かたや、アメリカのプロジェクト・マネージャーは、そのプロジェクトを、時間通りに、求められる品質を確保し、予算内で完成させることにフォーカスし、それがすべてである。

いくつかのプロジェクトが社内で、動き出して6年が経った。うまく行くプロジェクトもあれば、そうでないものもある。

アメリカでも、ほっておくと、プロジェクトのマネージの仕方は、プロジェクト・マネージャーに俗人化する。そろそろ、標準化しないとやばいなと思い。それぞれのプロジェクト・マネージャーに、「プロジェクト・マネージメントを標準化するためには、どうしたらいいんだ?」と聞くと、「PMBOKに従って、必要なところだけを取り入れればいいんだよ。」と答える。それは、ごもっとも。「じゃぁ、どういうドキュメントが必要なのか?」と聞くと、出てくるドキュメントは、Microsoft Excel で作ったスケジュール表と、ちょっとした課題管理表だけ。

リソース(人間)管理はどうするの?

お金の管理はどうするの?

お客様対応の効率は、どう把握するの?

リスクは、どう把握するの?

プロジェクトの要件変更は、どうするの?

プロジェクト・マネージャーに、標準化の話を聞き出したのは、4年以上も前からだが、だれも標準化できない。

ふと、気が付いた。

プロジェクト・マネージャーは、標準化された方法論に則って、実施をする人であり、方法論を作る人ではない。

学校だったら、校則を作る人(だいたい学校の先生)がいて、校則を守るのが生徒。プロジェクト・マネージャーは、生徒なわけです。

だから、PMOを作るには、PMOを作れる人間を雇わなければならない。ということがわかった。

PMOの本質は、プロジェクト・マネージメントを標準化させ、その標準を徹底させる。もちろん、それによってプロジェクト・マネージャーの俗人的な方法を適正化し、プロジェクトを失敗させないようにすること。が、すべてである。

私の組織は、50人程度で、1億~5億円のプロジェクトが複数走っている。PMOは、どうあっても必要な機能になった。ないと、無駄が多く、プロジェクトの成功するパーセンテージが格段に下がることは、火を見るよりも明らかだ。

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